山梨の仲間たちへ

CL京都 CL福岡に向けて一緒に練習してくれた山梨の仲間たちへ

この度、自分がCL京都 福岡にてベスト64 ベスト32の戦績を残し優先権や賞品を獲得することができたのは、大会に向けて一緒に練習してくれたみんなのおかげです。
本当にありがとうございました。

しばらく大型大会がないので一区切りです。
いいタイミングなので自分語りさせてください。

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ここ最近、自分が何を目指して競技を続けているのかがハッキリしてきた。

もともと世界大会なんて目指してない。

ポケモンカードゲームの世界に自分を投影したとき、そこにいるのは世界大会出場を目指す主人公のようなプレイヤーではない。
エリートトレーナーくらいだったらいいな、でも一番近いのはポケモンだいすきクラブかなって思う。


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TOP32のスリーブが欲しいと思った。
ザックリ言えば「わかりやすい称号」が欲しかったのだ。

世界大会の権利にも、配信卓での活躍にも、プロモカードにもまったく興味がない。
ポニータ石井さんを生で見れることと、同じくポケモンカードを愛するプレイヤーたちと楽しく真剣勝負をすること、それ以外に興味がなかった。

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自分が競技を続ける理由、モチベーションの源は、
「山梨のみんなで強くなりたいという気持ち」
「山梨の競技シーンのさらなる発展」
だ。

「待て、それはTOP32のスリーブを獲得することと何が繋がるんだ?」
と思うかもしれない。
だけど、自分には、いま手にしているこのスリーブの役割がハッキリとしている。

このスリーブの役割は
"人と人を繋ぐこと"

自分がこのスリーブをひっさげて山梨でプレイを続けることで、いつか、このスリーブに反応してくれるプレイヤーが現れるであろう。
このスリーブの価値がわかるということは「競技シーンに理解がある」ということである。
つまり、「競技シーンに興味のあるプレイヤーとの出逢いを逃さない」ことに繋がるのである。

競技シーンで結果を残すためには、兎にも角にもコミュニティの質を上げることだ。
頭脳の数が多ければ多いほど有利に決まっている。
一人で勝てるやつだっているかもしれないけど、勝ってる人のほとんどは優れたコミュニティで練習している。

現状、自分と練習してくれた仲間たちがいる場所は優れたコミュニティであると言える。そのおかげで自分がこうして称号を手にすることができている。

だったら、そのコミュニティにお返しをすることが筋である。
自分ができることはコミュニティの発展に貢献すること、コミュニティのメンバーを支えることだ。

新しい競技プレイヤーと出逢い、頭数を増やす。頭数が増えれば練習量も増える。
練習量が増えれば上手くなる。
上手くなれば勝てるようになる。
プレイヤーレベルの高いコミュニティが出来る。
運良くチャンピオンズリーグにメンバーが当選する。
そのメンバーがチャンピオンズリーグで勝つ。
みんな嬉しい。
勝った人がみんなと同じ意識を持っていれば、「次はみんなを勝たせるぞ!」という気持ちになる。
力を合わせて勝つ。そういうコミュニティを目指している。

県内でシティリーグすらない、それどころかカードショップもロクにない。
そしてジムバトルも賑わっているわけではない、トレリにCSPを取りにくる人がロクにいない、ポケモンカードゲーム不毛の地、山梨。

そんな場所だからこそ燃えている。
山梨のみんなで勝ちたいんだ。




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「競技に興味のあるプレイヤーと出逢うために称号を使う」って言っても、
「競技に興味あるプレイヤーだから」ってだけで誰とでも仲良くするわけじゃないけどね。
人間性欠けてるのは流石にNGだよ。

というか、競技に興味あろうがなかろうが、ゲームを通じて仲良くする相手は必ず人間性を見てるよ、俺は。あとポケモンへの情熱かな。

そして、みんながみんな誰とでも仲良くできるプレイヤーとは思ってないさ!
でも、みんなはしっかり人間性見てる人だから、新しい出逢いは良いものとなることに間違いないと思う。

というか、みんながみんなと仲良くする必要もないしね。必要なら誰かが架け橋になればいい。

あっ、いま「お前が一番他人と仲良くできねえ人種だろ」って思ったでしょ!
その通り!人の好き嫌い本当に激しい!
でも俺みたいな他人嫌いのめんどくさい人間がいてもバランス取れてるから、みんな素晴らしい人間性の持ち主だなって思ってるよ!

みんなが新しい出逢いを求めているかどうかもわからないし、現状が最高!って思ってるかもしれない。
でも、俺を通して別のコミュニティが出来るなら問題ないよね!
競技シーンに取り組む連中の大多数が俺らなの、勿体ないよ!

目指せ競技シーンの発展!
目指せシティリーグ山梨発足!

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ポケットモンスター ソード&シールドに登場する「ダンデ」というキャラが好きだ。憧れている。

知っている人だけイメージしてくれれば構わない。
そう、あのポーズが印象的な、ガラルの絶対的チャンピオン。

世界大会に興味もないようなヤツがチャンピオンに憧れているっておかしいよな。
でも俺が憧れているのはその要素じゃない。

ゲーム序盤のブラッシータウンでのダンデとの会話シーンに
「オレの 願いは ガラル地方の ポケモントレーナー みんなで 強くなること だからね!」
というセリフがある。

そう、みんなで強くなりたい、その気持ちに憧れているのだ。

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長々と書き綴ってしまった。これくらいにする。

一生TOP32スリーブ擦るので不快な思いすることがあったら申し訳ない。俺の仲間にそんな人いないと思うけどね。

ずいぶんとおこがましい考えを持っていて申し訳ない。あまりにも自己中心的な利他主義なのはよくわかってる。

でも、ポケモンカード大好きなんだ。
ポケモンが大好き。だからここまで考えてる。これだけの情熱がある。

結論、俺のポケモンに対する情熱が暴走しているだけなんだ。

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みんなありがとう。これからもよろしく。
誰かのために戦ってくれるみんなに感謝しています。
自分も、誰かのために戦えるプレイヤーを目指します。